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都内23区、武蔵野市、三鷹市で営業するこの業者は8月31日、中型車の初乗り運賃660円を750円に改めることを申請した。加算運賃も含めた値上げ率は10.5%。
11月末までの3カ月間に、同じ東京の営業地域の全タクシー台数(3万2575台)の7割以上の業者が値上げ申請すれば、同運輸局が審査を始める。ただ、都内でのタクシー業者間の競争は激しく、「本音は値上げを望んでも他社の動きが気になる」(業界関係者)と言う。申請の足並みはそろいにくいとみられ、値上げは微妙だ。
一方、長野県と大分県では申請業者が7割を超え、近く運輸局が審査を始める。7月から申請が始まった大分県では8月末までに全台数の8割の業者が同調した。申請した値上げ率は約12%で、景気低迷による需要減や燃料費高が理由だ。営業地域が二つある長野県では、長野市などA地区で全体の5割、松本市などB地区で9割近くから申請が出ている。
一方、昨年11〜2月までが申請期間だった大阪府では申請が全体の約55%にしか達せず、審査は見送られた。「新規参入者が増え、昔のような護送船団の業界意識がなくなった」(府内のタクシー関係者)という。