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２６歳だった息子を亡くした女性（５３）は「時間は９月１日で止まっている。ほかの建物が建ったとしても、あの子が最後にいた場所に変わりはない」と尽きない悲しみを語った。
この日、献花台には千羽鶴やハート型の風船とともに、ひまわりで飾られた「天国へ旅立った４４人の尊い命を無駄にしないで下さい」との遺族からのメッセージが大きく掲げられた。
ビルは火災後、使用禁止になり、店の看板などがそのままになっていたが、今年５月に取り壊し工事が始まった。現在は更地となり、フェンスで囲まれている。
火災では３階マージャンゲーム店と４階飲食店にいた客、従業員らが巻き込まれた。防火管理に問題があったとして、業務上過失致死傷罪に問われたビル管理会社のオーナーらが公判中。警視庁は放火の疑いがあるとして捜査を継続している。
ZAKZAK 2006/09/01