2006年09月01日(金) 00時00分

安全専任の役員を新設 ソニー、電池事故で （東京新聞）

　ソニーは三十一日、九月一日付で製品の安全や品質を担当する専任の役員を新設すると発表した。

　ノート型パソコンに組み込んだ同社製リチウムイオン電池の発火事故を踏まえ、製品安全や品質に対するチェック体制を強化するのが狙い。

　品質面はこれまで中鉢良治社長が担当していたが、テレビ・ビデオ事業本部副本部長の小暮誠コーポレート・エグゼクティブを製品安全・品質担当の専任役員に据える。

　米パソコン大手のデルとソニーは三十一日、事故原因や再発防止策などを盛り込んだ報告書を経済産業省に提出。デルは、電池の製造過程での金属粒子混入が事故の直接の原因とし、対策として部品調達先の監査強化などの対策を報告。ソニーは、専任役員を置き、品質管理を強化することを盛り込んだとみられる。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20060901/mng_____kei_____003.shtml