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県警は組織内の不満や個人的な問題に加えて、加藤氏の政治姿勢への反発などが絡み合った末の犯行だった可能性があるとみて、さらに詳しく事情を聴いている。
県警は同日、堀米容疑者の身柄を山形地検鶴岡支部に送検した。
加藤氏が小泉首相の靖国参拝に批判的な発言を繰り返してきたことや、終戦記念日の犯行だったことから、県警は当初、靖国問題に端を発した加藤氏への抗議行動だったとみていた。
調べによると、同容疑者は以前、東京都内の右翼団体「大日本同胞社」の幹部を務めていたが、団体の相談役になった後、上部団体「忠孝塾愛国連盟」の常任参与になった。常任参与という役職に実態はないとされ、県警は堀米容疑者が組織内で孤立感を深めていたとみている。
政治家の言論封殺を狙った事件では通常、犯行の直後に声明文などが出されるが、今回は見つかっていない。このため、県警内部では「思想的背景が積極的な動機とは思えない」との見方も出ていた。
これまでの調べでは、同容疑者は15日夕、同県鶴岡市大東町にある加藤氏の実家に無施錠の玄関から侵入。持ち込んだガソリンをまいて放火し、実家と隣接する事務所「精三会館」の2棟計約380平方メートルを全焼させた疑い。実家には加藤氏の母親が住んでいたが、出火当時は散歩中で無事だった。
http://www.asahi.com/national/update/0901/TKY200608310387.html