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監査法人のシェアと旧中央青山の顧客企業の動向
記者会見で新法人名を掲げる片山英木みすず監査法人理事長=1日午後、東京・霞が関で
記者会見するあらた監査法人の高浦英夫新代表執行役=1日午後、東京都港区で
旧中央青山は7月1日から8月31日までの2カ月間、上場企業や大企業向けの「法定監査」の停止を命じられた。このため、顧客の約2300社の監査資格を失い、契約は無効になった。
旧中央青山の顧客離れは止まらず、元の監査先上場企業834社(4月1日現在)のうち、みすずを再任するのは共同監査を含めて約600社(約72%)にとどまる見込みだ。
1日に記者会見した片山英木理事長は「多くの皆様に大変ご迷惑をおかけし、改めておわびします。今後は職業倫理観と社会的使命をしっかり認識して社会に貢献したい」と述べた。
一方、あらたは6月、みすずも提携している米大手会計事務所のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)の日本拠点として、旧中央青山のOBらが発足させた。すでに旧中央青山の職員(会計士職員約3500人)のうち約900人が移籍し、顧客も移っている。1日の社員総会では、代表執行役に旧中央青山から移籍した高浦英夫氏(57)を選任した。