2006年08月31日(木) 08時02分
堀江被告の整理手続き終了 宮内被告ら18人証人採用(産経新聞)
ライブドア事件で証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の罪に問われた前社長、堀江貴文被告(33)の第10回公判前整理手続きが30日、東京地裁(小坂敏幸裁判長)で開かれ、元側近でライブドア前取締役の宮内亮治被告(39)=同法違反罪で分離公判中=ら18人が証人として出廷することが決まった。宮内被告は9月15日の第5回公判から5回連続で出廷、堀江被告の面前での“法廷対決”が行われることが決まった。
堀江被告の整理手続きは終了し、刑事責任追及の場は来月4日の初公判から法廷に移る。
今回の手続きをめぐっては、東京地裁が今年3月に堀江被告の公判への適用を決定。5月10日の第1回から約3カ月半にわたって争点整理などが行われた。
関係者によると、当初は検察側と堀江被告側との主張の隔たりが大きく、争点の絞り込みに向けて細部を話し合うと逆に争点が拡大する悪循環に陥ったこともあった。
しかし、「世間が注視する大型事件での失敗は許されない」(裁判所関係者)との思いから当事者が歩み寄りをみせ、第5回以降は争点の絞り込みが加速した。
ある関係者は「普通ならこれだけの裁判は結審に2年以上かかる。当事者が主張の相違を事前に理解することで、早ければ半年での結審も」と今回の手続きを評価した。
この日の整理手続きでは、検察側、弁護側の双方から請求された証人採用の可否が話し合われた。小坂裁判長は申請された計30人のうち18人を証人に正式採用した。
また、堀江被告の犯行に対する認識やライブドア側が公表した企業買収に関する発表の虚偽性などが争点になることも正式に決まった。
(産経新聞) - 8月31日8時2分更新
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