2006年08月31日(木) 00時00分

新潮社に７７０万円賠償命令−福岡一家殺害報道（ZAKZAK）

　平成１５年６月に起きた福岡市の一家４人殺害事件で、真犯人であるかのような記事を「週刊新潮」に掲載され、名誉を傷つけられたとして、一家の親族の会社役員の男性と妻が、新潮社と発行人に５５００万円の損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第２小法廷（古田佑紀裁判長）は、新潮社側の上告を棄却する決定をした。７７０万円の賠償を命じた２審東京高裁判決が確定した。

　１審東京地裁は昨年８月、男性夫妻の訴えを認め、３３０万円の支払いを命じたが、東京高裁は今年２月、「犯行への関与を疑わせる事実は全くなく、精神的苦痛も極めて深刻」と一審判決を変更し、賠償額を７７０万円に引き上げた。

ZAKZAK 2006/08/31

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_08/t2006083113.html