2006年08月31日(木) 21時39分
電気ストーブで化学物質過敏症、販売元に賠償命令(読売新聞)
電気ストーブの使用で、化学物質によって頭痛や目まいなど様々な症状を起こす「化学物質過敏症」になったとして、東京都内に住む大学生の男性(22)と両親が、販売元のイトーヨーカ堂(本社・東京)に1億円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が31日、東京高裁であった。
横山匡輝裁判長は、男性の症状はストーブから発生した化学物質によるものと認定した上で、「購入者に健康被害が生じないようにする義務があった」と述べ、請求を棄却した1審・東京地裁判決を取り消し、約550万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は2001年1月、都内の店舗でストーブを購入。使い始めてから約1か月半で、手足のしびれや顔のマヒが起きるようになった。ストーブは台湾メーカーが中国で製造した「ユーパ TSK—5302LG」だった。
(読売新聞) - 8月31日21時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060831-00000014-yom-soci