2006年08月30日(水) 08時02分
元極楽とんぼ山本の逮捕見送り…「合意があった」と容疑を一部否認(サンケイスポーツ)
北海道警函館西署は29日、未成年の少女(17)に暴行したとして強姦(ごうかん)の疑いで、元極楽とんぼの山本圭一(38)を書類送検した。当初は逮捕される可能性も取りざたされたが、逮捕は見送られた。一方で山本は調べに対し「合意があった」と容疑を一部否認。少女らが一部マスコミのインタビューで主張した当日の様子と食い違いを見せており、山本に説明を求める声が改めて上がりそうだ。
調べによると、山本は7月16日夜から17日未明にかけ、滞在していた函館市内のビジネスホテルで無職の少女に暴行した疑い。タレント、萩本欽一(65)率いる社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ(GG)」の試合のために滞在し、チームメートの藤本博史捕手(30)ら2人と知人が少女ら4人をナンパして知り合った。
山本は少女と性的関係を持ったことは認め、少女に謝罪の意を示しているというが、「ゲーム感覚で合意があった」と容疑を一部否認。部屋に無理やり連れ込んでいないことや、少女も年齢を18歳と偽っていたため、逮捕はせず書類送検にとどめたようだ。
ただ、少女らは一部マスコミに「無理やり頭を押さえられた」「覆いかぶさるように動きを封じられた」などと証言しており、どこまでが合意の上だったのか山本の説明が待たれる。
道警函館方面本部はサンケイスポーツの取材に「本日、書類送致しましたが、内容は公開できません」とコメント。7月17日の被害届提出から、数回にわたり任意で事情聴取し、送検に43日を費やしたことについては「すみやかな送検。早くも遅くもない」と話した。
書類送検について茨城GGの岡本尚博球団代表(40)は「まだ過程段階で結論が出たわけではない。監督を含め球団側は経緯を静かに見守るだけ」と話した。謹慎処分中の藤本捕手ら2選手については「9月上旬にも監督が1人ずつ面談し、9月下旬には今後について何らかの答えが出る」とした。
吉本興業は7月18日付で山本を解雇。萩本監督は一時球団解散を表明したが、ファンの声援を受けて解散を撤回、山本については「戻ることはない」と明言している。
(サンケイスポーツ) - 8月30日8時2分更新
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