2006年08月30日(水) 20時06分
まちかど通信:核終結式典をネットで中継 /長崎(毎日新聞)
旧ソ連の核実験場だったカザフスタン・セミパラチンスクの被ばく者医療施設で29日、核実験開始57年と終結15年の記念式典があった。式典の模様は長崎大原爆後障害医療研究施設(関根一郎施設長)にインターネットで生中継され、双方の出席者が「核兵器廃絶のためにこれからも連携していく」と誓いあった。
式典は長崎大と医療協力体制にあるセミパラチンスク診断センターであり、学生や政府関係者、高校生や被ばく者など約70人が参列した。一方、長崎大側は関根施設長をはじめ医学部生、平和活動をしている高校生ら約30人が出席。共に黙とうして犠牲者を悼んだ。
長崎大は現地調査や研修生の受け入れなどを通じて同センターなどと交流が深く、長崎原爆の日の8月9日は、同大の医学部記念講堂であった慰霊祭の模様がセミパラチンスクに中継された。
8月30日朝刊
(毎日新聞) - 8月30日20時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060830-00000317-mailo-l42