2006年08月29日(火) 03時03分
投資配当“自転車操業”新規資金を分配…近未来通信(読売新聞)
インターネットを利用したIP電話会社「近未来通信」(東京都中央区)が、「電話の利用料から配当する」とうたって一般投資家から事業資金を集めながら、実際には配当の大半を他の投資家の資金で賄っていたことが、関係者の話で分かった。
配当のため新たに投資を募る手法を繰り返していたことになる。消費者問題に詳しい識者は、「投資が途絶えると、配当がストップする恐れもある」と指摘している。
同社の説明などによると、同社は国内外に独自の中継局を設置し、他社の電話網とネットをつないで格安料金で通話サービスを提供。アパートの一室などに設ける中継局の通信用サーバーの設置費用を「オーナー」として募った投資家に出してもらい、オーナーには電話利用者が払う利用料から配当するとしている。契約上は、同社とオーナーの共同事業をうたっている。
(読売新聞) - 8月29日3時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060829-00000001-yom-soci