悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
小泉首相は29日、外遊先のタシケント市で記者団に「気に食わないことを言ったから、暴力的な行為をするというのは許されない。言論の自由を封殺するようなことは厳に慎まなければならない」と語った。首相は28日にも首相公邸前で同様の発言をしている。反応が遅かったとの指摘に対しては「私はいつも聞かれたことに答えてます。この問題も聞かれなかったから答えなかった」と述べた。
自民党の片山虎之助参院幹事長は29日の記者会見で「放火で言論を封殺するのはよくない」、谷垣財務相も記者団に「暴力による言論封殺を意図したのなら、言語道断」とそれぞれ語った。
一方、河野洋平衆院議長は福岡市での講演で「国際的なテロに毅然(きぜん)としなければならない、という日本は、国内のテロにも毅然と対応してほしい、と願っている」と述べた。
加藤氏本人は29日、外国特派員協会での講演で「私や母、支持者が受けた被害は大きいが、発言を変えたら被害はもっと大きくなる。国のために思うことは今まで通り発言し続けなければならない」と強調した。
これに対し、民主党の小沢代表は、今回の与党の反応について記者団に「非常に鈍感になってきている」と指摘。「郵政民営化に反対するのは悪いやつだ、靖国神社(参拝)で何が悪いんだ、という手法や考え方が日本の社会に危険な結果をもたらす」と小泉首相の政治スタイルも批判した。