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2006年08月29日(火) 01時06分

保険料不正免除で1752人処分、社保庁職員の約1割読売新聞

 国民年金保険料の不正免除問題で、社会保険庁は28日、不正な事務処理に関与した職員と、その上司ら計1752人の処分を発表した。

 このうち停職1〜2月の6人を含め、国家公務員法に基づく懲戒処分は169人。村瀬清司・社保庁長官についても、監督責任を問い、川崎厚労相による訓告とした。組織改革の一環として、民間企業経験者の中から、社会保険事務所長を公募することも発表した。

 今年3月に発覚した京都社保事務局の事案にかかわった8人はすでに処分済みで、一連の不正免除問題の処分者は、社保庁職員全体の約1割となる。また、既に退職している112人については処分の対象にできないため、減給処分などを受けた場合の相当額について自主返納を求める。

 停職処分となったのは、前静岡社保事務局長ら社保事務局の幹部で、本人の意思を確認しないまま、免除手続きを行う違法行為を主導するなどした責任が問われた。

 停職以外の懲戒処分の内訳は、減給が81人、戒告が82人。社保庁本庁では、担当の国民年金事業室長が、京都社保事務局での事案発覚後の調査で、不正事案の一部を把握しながら、対応が不適切だったとして、減給(10分の1)1月とされた。

 また、社保事務所長以上で処分を受けた人のうち、違法な手続きを主導し、調査に対しても虚偽の報告をするなどした25人については、9月の人事異動で降任・降格とする方針。

 処分とは別に、社保事務所の課長から、村瀬長官まで約3700人の職員について、給与の一部を自主返納する。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060828it14.htm