悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
ウィニーは、利用者同士がネットを通じて画像や文書、音楽などのデータを交換して楽しむためのソフト。ところが、パソコンが暴露ウイルスというコンピューターウイルスに感染すると、中に保存している情報が他のパソコンに勝手にコピーされる形で流出する。個々のパソコンに情報が分散してしまうので、いったん流出すると現状では回収が不可能に近い。
総務省が目指すシステムでは、流出情報を後で識別できるよう所有者がまず目印をつける。音楽CDのコピー防止に使われる「電子すかし」などの技術の応用が考えられる。これを迷惑メール対策の技術などを応用してサーバーで特定し、消去する。情報の流出ルートが対策済みのサーバーに絞られるよう制御することも重要になる。
ウィニー関係の情報流出では官庁や警察の情報が漏れるなど社会的反響が大きいものの、対策が収益事業にはなりにくいとみて、自ら乗り出すことにした。07年度予算の概算要求に盛り込み、3年計画で通信機器メーカーなどに研究開発委託する考えだ。
http://www.asahi.com/national/update/0829/TKY200608280354.html