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オウム真理教の松本智津夫被告(51)の四女(17)が28日、現在の後見人で、松本被告の弁護人でもある松井武弁護士を解任し、ジャーナリストの江川紹子さんを新たな後見人として選任する申し立てを、さいたま家裁越谷支部に行った。
四女の代理人によると、四女は家族の生活が教団と関係の深い元信者らによって支えられている状況に耐えられず、2002年ごろから家出を繰り返してきた。今年7月、松本被告に関する江川さんの雑誌記事を読み、「教団の束縛から逃れたい」と、江川さんにメールを送って相談し、江川さんが後見人を引き受けることになったという。
江川さんは、家裁あての陳述書で後見人を引き受ける理由について、<1>被害者への賠償より、ぜいたくな生活を続け、教団内の権力保持に関心を向ける三女や母親の態度に強い違和感を覚えている<2>教団から離れ自立したいという決意を持っている<3>現在の後見人に強い不信感を抱いている——などと説明している。
会見した江川さんは、「他になる人がいるとは思えないので引き受けた。彼女が自立するために、少しでも応援したい」と話した。
未成年者の後見人は家裁が選任し、成人するまでの間、各種の契約や申請に同意するなど、保護者の役割を果たす。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4900/news/20060828i114.htm