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JR東日本が開発を進めている接客ロボット「アイ」。Suicaを利用して受け付けや案内業務などが可能だ=さいたま市北区のJR東日本研究開発センターで
身長120センチ、体重50キロ。肩にICカード「Suica(スイカ)」の読み取り装置、腹にさまざまな情報を映すタッチパネルがある。足は車輪で360度回転できる。
客が受付でスイカを借り、肩に近付けると、JR側の担当者の内線電話が鳴る。連絡が付くと、アイは「こちらです」と動き始め、客を応接室まで連れていく。手でトイレの位置を指し示したり、顔と音声を認識した相手と簡単な会話をしたりする機能もある。
JR東日本は国内のメーカーと約2年前から研究を始めた。いずれ駅に置き、窓口で乗客を案内したり、夜間巡回をしたりして、駅員を補助する使い方を目指すという。
7月下旬から約10日間、さいたま市の同社研究施設で実際に来客に応対する試験をした。おおむね好評だったが「動きがぎこちない」「移動速度が遅い」といった問題点が指摘された。
遠藤隆・同社技術企画部長は「ロボットには人を喜ばせるエンターテインメント性がある。まだ課題は多いが、駅を楽しくする存在として使えるのでは」と話す。