湯沸かし器パロマ７機種午後に回収命令（東京新聞）

2006年08月28日(月) 00時00分

　経済産業省は二十八日午後、ガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故が相次いだパロマ工業（名古屋市）に、消費生活用製品安全法に基づく緊急命令を出し製品の回収を命じる。対象は、事故が起きる可能性がある七機種。再発防止などについても厳重注意の処分を下す。

　処分はパロマ工業の小林敏宏社長を経産省に呼び出し、二階俊博経産相が伝える。命令を受けた同社は、他の業務よりも優先させ、製品の回収をしなければならない。

　同法に基づく緊急命令は、松下電器産業に石油ファンヒーターの回収を命じた昨年十一月以来、二例目。

　パロマ工業は自主回収を進めているが、経産省は事故原因が判明していないうえ、消費者の安全確保のために同社を挙げた一日も早い回収が必要と判断した。

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