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処分と厳重注意を受け、二階経産相の話を聞くパロマ工業の小林敏宏社長(右)=28日午後4時18分、経産省で
緊急命令は昨年11月、CO中毒による死亡事故が続発した松下電器産業の石油温風機に対して出されて以来、2例目。
浴室乾燥機やシュレッダーでも事故が相次ぎ、消費者の不安が広がっていることから、同省としてもパロマ側に厳しい措置をとり、製品の安全に対する姿勢を示す狙いもあるとみられる。
事故の危険性があるパロマ製の7機種は80〜89年に製造され、計約26万台が出荷された。製造年が古いために廃棄されたものが多く、同社やガス会社は1万8211件の点検を済ませ、約6千台を回収した。今後の回収対象は最大で約2万4千台に上る可能性があるという。
この間にも事故が再発する可能性が否定できず、同省は法的措置である命令を通じて回収を加速させる考えだ。
同法の緊急命令は製品に欠陥があることが要件となる。同省は今月10日に同社への立ち入り検査を実施して資料の分析を進めていた。
パロマ工業は「対応を協議中で、現段階ではコメントできない」としている。
http://www.asahi.com/national/update/0828/TKY200608280213.html