2006年08月26日(土) 19時19分
コスト高で“ダウン”、電子旅券申請を廃止へ…外務省(読売新聞)
外務省は、インターネットを通じて旅券(パスポート)の申請ができる「旅券電子申請システム」を年内に廃止する。
システム維持に多額の費用がかかる上、利用者が少なく、旅券1冊当たりの経費が約1600万円にも上っているためだ。政府は各種手続きの利便性を高めようと、インターネットで申請ができる電子政府構想を推進しているが、「コスト高」には勝てなかった形だ。
旅券の電子申請システムは2004年3月から始まった。受け取りは通常の申請通り、都道府県庁などの窓口に出向く必要があるが、発給申請は自宅で24時間いつでも出来る。
しかし、システムを導入したのは、岡山、宮城、茨城など12県にとどまっている。利用件数も2005年度末までの約2年間で133件しかない。
(読売新聞) - 8月26日19時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060826-00000012-yom-pol