2006年08月25日(金) 17時01分
世界宗教者平和会議:青年世界大会 広島宣言まとめ終了 /広島(毎日新聞)
中区で開かれていた、各国の青年宗教者が平和のために果たすべき役割を話し合う「世界宗教者平和会議(WCRP)青年世界大会」は24日、広島宣言をまとめ、広島での大会を終了した。25日に会場を京都に移して、閉幕する。
◇異なる宗教・宗派間、溝埋める取り組みを
約80カ国から、キリスト教やイスラム教、仏教などの青年宗教者約380人が参加した。広島宣言は「希望と許しなど広島のメッセージが世界に広がらず、紛争と暴力に宗教がますます関わりを持つようになっている」と懸念。「各国政府に対し、あらゆる手段を用いて異なる宗教・宗派間の溝を埋めるための取り組みを強化するよう要請する」としている。
また平和のために各地で青年宗教者が祈りを捧げる「国際青年の日」を制定することも盛り込んでいる。宣言は26〜29日に京都市で開かれるWCRPの第8回世界大会の期間中に採択する。【田中博子】
8月25日朝刊
(毎日新聞) - 8月25日17時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060825-00000211-mailo-l34