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偽ブランド品や海賊版の音楽CDなどニセ物の購入に反対する意見が増える一方、容認派もなお半数近くいることが、内閣府が24日公表した知的財産に関する世論調査で分かった。
ニセ物について、「どんな理由でも購入すべきではない」は47・4%で、2004年7月の前回調査から7・8ポイント増えた。ただ、「正規品より安い」などの理由で購入は「仕方がない」とする回答が39・6%(前回調査比0・6ポイント減)、「公然と売っているので購入してもよい」も5・6%(同1・1ポイント減)で、計45・2%(同1・7ポイント減)がニセ物の購入を容認した。
ニセ物の購入を見聞きしたことがあるかどうかについては、「よくある」「ときどきある」が計39・1%で、前回より6・2ポイント増えた。「ほとんどない」「まったくない」は前回比2・8ポイント減の58・9%だった。
国が進めるニセ物撲滅の啓発活動を「知っていた」のは52・6%にとどまった。
調査結果について、内閣官房幹部は「知的財産保護の重要性が十分認識されていない」と受け止めている。
調査は7月に全国の成人3000人を対象に実施し、1801人が回答した。回答率は60%だった。