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捜索対象は院長や職員の自宅なども含め計二十数カ所で、カルテや分娩(ぶんべん)記録などを押収した。生活経済課は、医師の管理下で無資格助産が恒常化していた疑いもあるとみて捜査する。
同法違反で医療機関に強制捜査が入るのは極めて異例。厚生労働省は14年11月、看護師の内診を明確に禁じた通知を出しているが、通知から1年が経過していたのに看護師による内診が行われていた可能性がある。
調べでは、堀病院は15年12月29日、出産で入院していた女性(37)の内診を、看護師や准看護師にさせていた疑い。
関係者によると、女性は同日入院。分娩室に移動するまで数回にわたり、看護師や准看護師が子宮口の開き具合を確認するなどの内診をしていたとみられる。
女児を出産後、出血量が多く止血できなくなり、神奈川県内の別の病院に転院。子宮摘出手術を受けたが手術中に心停止し、蘇生(そせい)したものの多臓器不全のため16年2月に亡くなった。
同病院側は「現在捜索に立ち会っており、何もコメントできない」と話した。
看護師による内診の是非をめぐっては「一定条件下で可能」(日本医師会など)として容認を求める意見もあり、議論が続いているが、厚労省看護課は「今すぐに見直すつもりはない」としている。
(08/24 13:18)