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薬事課は二十三日、買い取り調査で、医薬品成分を含む違法ドラッグ一種類を発見したと発表した。
同課によると、七月四日、あるホームページ(HP)で販売されていた六品目を三万六千円で購入。県衛生研究所の検査で一品目から微量の医薬品成分のメフェナム酸を検出した。違反品の商品名称は「YELLOW ACE」。「医薬品」の表示がなく、薬事法違反にあたることから、同日、上尾市のHP開設者に販売中止を求める警告メールを出した。
県が本年度に買い取ったドラッグはいまだにこの六品目だけ。同課は「販売業者が特定できず、HP開設者にしか警告できない。さらに、県から警告できる県内の開設者を選んでいるので、対象が限定されてくる」と困惑する。
さらに、予算を使う役所仕事の都合も手足を縛る。「職員の個人名で購入しているが、『振り込み確認後の送付』をうたう業者では、約束を守って送付してくれるか分からず、大事な予算を使えない。数少ない『代金引換』業者だけを選んでいる」(同課)
ネット上の捜索に翻弄(ほんろう)される同課は「買い取れるだけ買うが、本年度中の百検体検査は難しい」と話す。二回目の買い取りは来月に予定されている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20060824/lcl_____stm_____000.shtml