悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2006年08月22日(火) 00時00分

 宅配便VSゆうパック  競争激化、膨らむ“パイ”  東京新聞

 景気回復の流れを受けて、各家庭に届けられる小荷物の数が堅調な伸びを示している。二〇〇五年度の宅配便と郵便小包(ゆうパック)の総取り扱い個数は三十一億八千七百六十三万個で、前年度と比べ九千八百九十万個、率にして3・2%の増加となった。

 市場占有率(シェア)でみると、首位のヤマト運輸の「宅急便」と佐川急便の“二強”が全体の三分の二を占め、残りを他の四社が分け合う形になっている。

 ヤマトは一年間で約六千六百万個、6・2%もの伸びを示し、首位の貫録を見せつけた。佐川も約四千九百六十万個、5・2%伸び、ヤマトを猛追。五番手の日本郵政公社も約三千二百万個、15%近く増加、上位をうかがっている。一方、四番手の福山通運は8・9%減と大きくダウン、三番手の日本通運も微減だった。

 シェア争いが激化するなかで、全体のパイ自体が広がったのは「インターネットを利用した販売の拡大による需要増や、各社の営業努力による新規需要開拓」と国土交通省は分析する。

 一方、〇五年度に宅配便各社が扱った「メール便」の冊数は二十億六千八百二十三万冊で前年度比19・1%増加。これに対し、メール便と競合する郵便物(冊子小包+定形外郵便)は二十八億五千六百五十五万冊で同25・6%増。郵政公社が依然、優勢にみえるが、その差は年々縮まりつつあり、郵便物数全体の減少の一因となっている。 (花井勝規)


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20060822/mng_____kei_____003.shtml