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乳幼児用チェアには、食卓用のハイチェア、高さが調節できるハイローチェア、食卓に直接取り付けるタイプなどがある。同センターは01〜05年度、「ベビーチェアが倒れて、座っていた子どもの鎖骨が折れた」「購入から半年ほどで、脚の付け根が欠け、赤ちゃんが落ちた」など92件の危害情報が寄せられたことから、9社10製品をテストした。
前方への転落を防ぐための股ベルトや前ガードなどは全製品に付いていたが、立ち上がりを防止する肩ベルトが装備されているのは2製品だけ。乳幼児製品などの安全性の目安となる「SGマーク認定基準」に従って後ろや横に傾けたり引っ張ったりしたところ、転倒するハイチェアや食卓から外れてしまう取り付け式チェアもあった。
6製品では、取り付けテーブルの裏面や前ガードの下などに直径5ミリほどの穴やすき間が見つかった。これらの穴に乳幼児が手や指を挟むと抜けなくなり、けがをする可能性があるという。
誤飲のおそれがある大きさの部品が簡単に外れたり、クッションカバーからホルムアルデヒドが検出されたりした製品もあった。