2006年08月19日(土) 15時05分
<撮影会>安倍長官との2ショットに県議ら殺到 神奈川(毎日新聞)
横浜市で22日、安倍晋三官房長官と自民党の神奈川県議、横浜、川崎両市議ら約100人との“大撮影会”が企画されている。「次期総理当確」と目されている安倍氏と入れ替わり2ショット写真を撮る予定で、県議らにとっては来春の統一地方選を有利に戦おうとの思惑も見え隠れ。一方で「総裁選が始まっていないのに、あからさまでは」との声も上がっている。
撮影会は、菅義偉副総務相らの呼びかけで同日に横浜市のホテルで開かれる「再チャレンジ策を考える神奈川セミナー」の終了後に実施予定。安倍氏は講師として招かれている。自民党の現職議員と公認予定候補ら約200人に「ご希望の方は会議終了後に安倍官房長官との写真撮影の時間をご用意しております」と記されたセミナーの案内を配布したところ、半数以上から出席の返事があった。
安倍氏は同日、自民党南関東・北関東ブロック大会に出席するため横浜市を訪れ、セミナーはその2時間前に開かれる。ブロック大会は「次の日本を誰に」とのタイトルで、安倍氏のほか総裁選に名乗りを上げている麻生太郎外相、谷垣禎一財務相、河野太郎副法相(自民党神奈川県連会長)、鳩山邦夫元文相の計5人を招き、10分ずつ政策を訴えてもらう予定。だが、安倍氏以外の4氏はセミナーには招かれていない。
セミナーに欠席予定の自民党県議は「勝ち馬に乗りたい気持ちは分かるが、総裁選が始まってもないのに、ちょっとやりすぎ。立候補表明している河野県連会長はどうなるの」とぼやいている。【足立旬子】
(毎日新聞) - 8月19日15時5分更新
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