2006年08月19日(土) 16時43分
クレーン船所有会社、停電の間接被害「賠償義務ない」(読売新聞)
東京、千葉の都県境を流れる旧江戸川でクレーン船が東京電力の送電線に接触し、大規模停電を引き起こした事故で、クレーン船を所有する海洋土木会社「三国屋建設」(茨城県神栖市)は、停電による間接的損害の賠償義務は一切ないと自社ホームページで表明した。
高橋宏社長名で、18日付で掲載した。
それによると、「クレーンが送電線と接触することにより、送電線の所有者の損害に限り法的に賠償責任がある」などと見解を示したうえで、「停電でパソコンやエアコンが故障した、熱帯魚が死んだなど、一切の間接的な損害についての賠償義務はない」としている。
同社の木股健二会長は19日、読売新聞の取材に「個人の解釈だが、電線損傷の直接的な責任は当社にあり、東電から賠償を求められれば応じる。だが、停電で生じた間接的な損害については、賠償責任はないと考えている」と話した。
(読売新聞) - 8月19日16時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060819-00000308-yom-soci