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台本はほとんどが平成13〜14年ごろのもので、笑福亭仁鶴さんの司会で20年以上続いている人気番組「バラエティー生活笑百科」や、朝の連続テレビ小説「ほんまもん」など。価格はいずれも100円。
店員は、購入者に「知人が持ち込んだもので『売れるかどうか分からないが』と引き受けた」などと説明し、「まだ100冊以上ある」とも話したという。
「生活笑百科」の台本には、チーフプロデューサーの署名や、中身を最終チェックする部門の『大阪放送局考査室』の印が押されたものもある。メーク担当者名が記された「ほんまもん」の台本には細かな書き込みもあった。
NHK大阪放送局によると、当時は焼却処分にしており、その処分業者から流出した可能性が高いという。
16年からは通し番号を打つなど台本管理の徹底を図っており、現在は使用済みの台本について、局側が回収した分は業者に溶解処分を依頼しているという。
NHK、民放を問わず、台本は各局で厳重に管理され、終了後は資料用を除いて処分される。しかし人気ドラマの台本などは古書店やインターネット上のオークションで高額取引されることもあるのが現実。
NHK大阪放送局の豊田宏副局長は「台本の管理を改めて各部局に徹底したい」と話している。
【2006/08/18 東京朝刊から】
(08/18 11:20)