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恵那市大井町の県立恵那農業高校が市と共同で市内の在留外国人向けに生活情報を英語で提供する携帯電話の情報サイトを作った。高校生が市の広報などを基に、イベントやごみの出し方などの身近な情報を英語に翻訳したり、イベントへの参加を呼びかけたりする。生徒らは「文化、習慣の違いが原因のトラブルなどを防ぐのに役立つことができれば」と話している。(白勢洋一郎)
市によると、市内の在留外国人は7月1日現在で計624人。ブラジルが191人で最も多く、次いで韓国102人、フィリピン97人。
外国人が多く住んでいる実情を受け、市は地元の企業などで働く外国人の声を聴き、コミュニケーションを図りたいと考えていた。そこへ今年5月、恵那農業高校から情報サイトを立ち上げたいという申し出があった。
市はホームページの外国人向け情報コーナーを充実すると共に、同校の生徒の協力も受けて、携帯電話からも情報が引き出せるようにした。
サイトには生活に関する情報の他、ニュース、病院、消防、警察、市役所といったメニュー、市国際交流協会の連絡先と、恵那農業高校の紹介などを盛り込んである。
サイトに掲載する情報は、同校園芸デザイン科2年生の28人が、市の広報に掲載されたイベント情報などを選びながら英語に翻訳。自分たちの携帯電話を使ってメールで情報を入力する。今後、月に2回は更新することにしている。
作業にあたる西尾純佳さん(17)は「英語に訳しづらい言葉に苦労したが、外国人の恵那での生活の手助けになると思うとうれしい」と話す。
生徒たちの指導にあたる同校英語教諭の早野宏樹さん(35)は、2年前にニュージーランドで生活した際、習慣の違いや身近な生活情報がわからなくて苦労した経験がある。早野さんは「外国人の多くが家と職場を往復するだけの生活ではないかと思う。少しでも恵那での生活情報や祭りなどの情報を発信して交流を進めたい」と言う。
サイトに関する問い合わせは恵那市まちづくり推進課(0573・26・2111)へ。アドレスはhttp://www.city.ena.gifu.jp/m/
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000000608170002