2006年08月17日(木) 00時00分

裁判員制度　児童が模擬体験（朝日新聞）

　０９年までに始まる裁判員制度を前に、裁判所がＰＲ活動に懸命だ。９日には、夏休みの小学生や保護者に制度や裁判所の仕組みを知ってもらおうと、「小学生の裁判員体験ツアー」を青森市長島１丁目の青森地方裁判所で開いた。小学生を対象にした裁判員制度のＰＲ活動は同裁判所で初めてという。

　この日は、小学４〜６年生の児童と保護者ら約６０人が参加し、裁判員制度について学んだ後、実際の法廷を使って模擬裁判に臨んだ＝写真。

　裁判は「小学校の校長室に入った泥棒の裁判」と設定。裁判官や検事、弁護士といった役に分かれて裁判に臨み、小学生とは思えない鋭い質問もあった。奈良将汰君（５年）は「裁判には怖いイメージもあったけどなくなりました。裁判員に選ばれたら、自分の意見を積極的に言いたい」と話した。

http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000608170004