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このうち、他人になりすましてネットバンキングやゲーム会社のコンピューターに不正アクセスする事件の摘発は33・8%増の二百六十五件。摘発者も五人増え六十三人に上った。二十代が二十二人で最も多く、最年少は十四歳だった。
不正アクセスの手口の中では、メールで利用者を企業の偽のホームページに誘導してだまし、IDやパスワードを入手するフィッシングが百二件あった。全体的に動機は金目当てが多かった。
インターネットオークションで代金をだまし取るなどした詐欺事件は七百三十三件で、昨年に比べて9・1%の増加。出会い系サイトで知り合った子どもを相手にする児童買春は百六十九件で18・2%増えた。偽ブランド品をネット上で販売するなどの商標法違反事件は百六件で、昨年の二倍以上になった。
一方、都道府県警察のサイバー犯罪に関する相談窓口の相談件数は三万五百六十五件で、39・5%減った。減少について同庁は「警察に相談する前にネット上で問題を解決できた人が多いのでは」と指摘している。
<メモ>
【サイバー犯罪】 インターネットなど高度情報通信ネットワークを利用したり、コンピューターや電磁的記録を対象にしたりするなどの情報技術(IT)を悪用した犯罪。(1)匿名性が高い(2)痕跡が残りにくい(3)短時間のうちに多数に被害を及ぼす−などが特徴。インターネットのオークション詐欺など、経済的利益を狙った犯罪の増加が目立っている。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060817/eve_____sya_____005.shtml