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充電池がリコール対象になっている米デルのノート型パソコン「ラティチュードD620」=AP
米パソコン最大手デルは14日、同社のノート型パソコン(PC)に内蔵されたソニー製リチウムイオン電池がまれに過熱・発火する恐れがあるため、約410万個の内蔵電池をリコール(回収・無償交換)する、と発表した。米国での情報家電の回収では過去最大級といわれ、他メーカーの安全対策に影響を与える可能性もある。
04年4月〜今年7月18日にデル向けに出荷された電池で、ノート型PC「ラティチュード」「インスパイロン」の一部などに搭載されている。この期間に製造された同社ノート型の約18%を占め、米国内で約270万台、海外では約140万台が販売されたとみられる。
デル社は米消費者製品安全委員会(CPSC)に対し、昨年12月以来6件あった過熱・発火の事例を報告した、と米メディアは伝えた。周囲の家具などに損害を与えた模様だ。
米メディアによると、同社による電池関連のリコールは昨年12月に約2万台、01年にも約28万台あり、過去5年間で少なくとも3回目。今回の回収費用は3億ドルとも予想される。
ソニーは、今回のリコールについて「電池内部に金属粒子が混入し、ショートを起こして発熱・発火に至る恐れがあることが社内調査で分かった。国内にもリコール対象の電池を使ったデル製品が流通している可能性がある。リコールをサポートすべく全力を尽くす」(広報センター)とコメントしている。