2006年08月15日(火) 00時00分
民事裁判にもビデオリンク 法務省、犯罪被害者支援で(山形新聞)
法務省は15日までに、裁判所内の別の場所からモニターテレビを通じて尋問を受ける「ビデオリンク方式」を民事裁判にも導入する方針を固めた。同方式は犯罪被害者支援のため刑事裁判で先行実施していた。9月の法制審議会に民事訴訟法改正案を諮問し、来年の通常国会に提出する。
犯罪被害者が加害者側に損害賠償を求める裁判を起こし、自ら証言しなければならない場合の精神的な負担を軽減するのが主な狙い。その上で対象を被害者に限らず、法廷での証言に精神的負担がかかるケースの証人などにも適用する。家族らによる付き添いや、ついたてなどを用いて傍聴人らとの間を遮へいできる措置も改正案に盛り込む。
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