悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
9月の総裁選に出馬表明している谷垣禎一財務相=顔写真=は15日朝、「アジア諸国に配慮しなければならないことが外交上ある。内心の問題が行動に表れた場合、国外から見たら分かりにくい点は残る」と記者団に述べ、苦言を呈した。
また、谷垣氏の“親分”だった加藤紘一元幹事長は「日中・日韓関係、アジア外交は崩壊に近くなった。参拝の影響は大きい」と強く非難。同時に「首相の外交に関する影響があるような問題は、内心だけで終わるはずはないと思っているので、無理と思う」と述べた。
総裁選出馬を断念した額賀福志郎防衛庁長官も同日午前、「(靖国参拝問題は)議論する必要があり、結論が出るまでは自粛すべきだ」との見解を表明した。
公明党の神崎武法代表は「8月15日という象徴的な日だけに、誠に遺憾だというふうに思っている」と批判、宗教的に中立な国立の追悼施設を早急に建設するべきだと語った。
さらに神崎氏は「中韓は次の政権では、アジア外交の改善のために努力してくれるという期待を持っていると思うので、次の政権は修復に努めてもらいたい。その意味でも靖国問題は、静かに対応していただきたい」と、次期首相の参拝にクギをさした。
一方、靖国神社に対する独自私案を発表している麻生太郎外相は15日午前、都内の自宅前で記者団に対し、「想定内の話ではないか。前から行くと言っていたから」と述べた。
麻生氏はまた「(5年前は)8月15日の前に(参拝を)と言われて13日に行ったが、結果として(首相本人への批判は)同じだった。だから、いつ行っても同じという感じになったのではないか」と指摘した。
【関連記事】
◆靖国神社、朝日新聞の小泉首相の参拝取材を規制(08/15)
◆カメラ前に冗舌“小泉節”「考えは自由です」(08/15)
◆安倍に重大懸念…森田実氏「靖国こだわれば政権危機」(08/15)
◆谷垣批判「わかりにくい」…神崎、次期首相参拝にクギ(08/15)
◆靖国厳戒、異様ムード…特攻服男50人が乱闘騒ぎも(08/15)
◆小泉靖国参拝…「終戦記念日」断行、総裁選争点化必至(08/15)
◆小泉参拝へ…総裁選、次期政権への波紋(08/14)
◆小泉首相が強く示唆…8・15靖国参拝(08/09)
ZAKZAK 2006/08/15