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訴えによると、大竹さんは7月、高杉さんに保有する5590株のうち、1000株を736万円で譲渡する契約を結んだ。
しかし、同社は、株式の譲り受け人について同社が定款で規定する「本会社の事業に関係のある者」に高杉さんが該当せず、株譲渡は無効と主張。また、この株譲渡自体が定款に反するとして、大竹さんの株主の地位を剥奪(はくだつ)したとしている。
高杉さんは「日経から経済小説を数冊出版しており無関係ではない。日経の対応は驚天動地」とコメントしている。
高杉さんと同社をめぐっては、元社長らが平成16年、小説で名誉を傷つけられたとして、高杉さんらを相手に損害賠償を求める訴訟を同地裁に起こしている。
■日本経済新聞社社長室の話 「弊社は言論報道機関としての独立性を守るため、定款で株主の資格を事業関係者に限定している。今回の株式譲渡は明らかに定款に反し無効で認められない」
ZAKZAK 2006/08/15