2006年08月12日(土) 00時00分

知人の住民票不正入手 足立区職員　３０人以上、公用請求 （東京新聞）

　東京都足立区納税課に勤務する三十代の男性職員が、三十人以上の友人らの住民票を埼玉県内の自治体から不正に入手していたことが十二日、分かった。足立区は既に職員を六カ月の停職処分とするとともに、警視庁に区の個人情報保護条例違反の疑いで告発した。

　足立区によると、職員は納税課に異動した今年四月から五月にかけ、税を徴収する際に実施する「公用請求」を使い、埼玉県の草加市や春日部市などから三十人以上の住民票を取り寄せていた。

　職員は区の調査に対し「興味本位でやった。主に大学時代の友人、知人の住民票だった」と話している。住民票を売買するなど悪用した形跡はないという。

　職員が請求した住民票が草加市から足立区に届いたが、請求者名がなかったことなどから不正が発覚。足立区は上司の区民部長ら三人を訓告処分とした。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060812/eve_____sya_____003.shtml