2006年08月11日(金) 03時08分
パロマ不正改造、元社員「何度もやった」(読売新聞)
一酸化炭素(CO)中毒事故が相次いだパロマ工業製の瞬間湯沸かし器に関し、パロマの複数の元社員が読売新聞の取材に対し、安全装置が機能しないようにする不正改造を行っていたと証言した。
修理を行う系列の「パロマサービスショップ」の従業員が不正改造を行っていたことは裁判記録などで判明していたが、社員の関与が明らかになったのは初めて。元社員らは「部品がない時に応急措置として行った」としているが、このうちの一人は「先輩に教えられ、何度もやった」と話しており、不正改造がパロマ内部で日常的に行われていた可能性が浮上してきた。
不正改造は、安全装置などを制御する装置(コントロールボックス)の電気配線を付け替えるもので、排気ファンが停止してもガスが供給されるようになる。このため、電源コードがコンセントから外れるなどしてファンが止まるとCOが充満して事故につながる。
(読売新聞) - 8月11日3時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060811-00000201-yom-soci