2006年08月10日(木) 08時33分
携帯番号ポータビリティ、10月24日にスタート auは手続きに2100円(フジサンケイ ビジネスアイ)
NTTドコモ、KDDI、ボーダフォンの携帯電話事業者3社は9日、電話番号を変えずに携帯事業者を乗り換えることができる番号ポータビリティ制(番号持ち運び制度)を10月24日に開始すると発表した。
これに伴い、KDDI(au)は同日、他の事業者に乗り換えるユーザーから2100円の手数料を徴収するとともに、9月1日からauへの移行希望者に対し「新規加入仮予約サービス」として2000円分のポイントをプレゼントするキャンペーンを始めると発表。ドコモ、ボーダフォンも、同様のキャンペーンを展開する見通しで、各事業者による勧誘合戦が激化することは必至だ。
新制度導入を前に、3社の解約率、携帯電話端末の買い替え率は極度に減少。ドコモの解約率は4〜6月に0・64%まで低減し、新制度を利用したいユーザーが導入前に買い控える状況となっており、10月24日の導入で一気に各社のユーザー流出入が活発化するとみられる。
ただ、番号は変わらなくても、メールアドレスが変わるほか、アドレス帳などを移行させるには手間がかかる。継続利用割引を利用しているユーザーは別途解約手数料も必要だ。
さらに各事業者によるあの手この手のユーザー引きとめ策も予想される。新制度で事業者を変えたいというユーザーが少ないという見方もあり、実際にどの程度のユーザーが動くかは未知数といえる。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 8月10日8時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060810-00000001-fsi-bus_all