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NTTドコモは、この夏、同社の3G(第3世代携帯電話)「FOMA(フォーマ)」を10倍近く上回る速度で受信できるデータ通信サービスを始める。モバイルインターネットの将来を、同社の辻村清行常務に聞いた。
PCとケータイの境界線があいまいに辻村 3GのFOMAは、現在我が社では最も速い携帯電話の通信方式です。新サービスでは、そのFOMAのデータ通信を高速化する「HSDPA(ハイ・スピード・ダウンリンク・パケット・アクセス)」という技術を使い、データの受信速度を固定回線並み(毎秒最大3.6メガ・ビット。メガは100万)にまで引き上げます。毎秒最大384キロ・ビットのFOMAに比べ、ほぼ10倍です。
まずは東京23区から始め、今年度中に全人口の7割が住む地域にまで対応範囲を拡大する予定です。サービス開始に合わせ、端末も2機種発売します。でも、利用料は現行のFOMAの料金から変えません。
辻村 容量の大きなファイルを受信しやすくなるため、ゲームや楽曲を1曲丸ごとダウンロードできる「着うたフル」や、深夜に最長1時間程度配信される音楽番組「ミュージックチャネル」などを楽しむことができます
ドコモ側からすると、パケット定額制サービスへの加入や、ネットワークの効率的な使用を促進できるという利点があります。利用者とコンテンツ配信事業者、ドコモの皆が恩恵を受られます。
辻村はい。それというのも、現在の携帯電話サービスの大半は、コンテンツをダウンロードするものだからです。
カメラで撮影した動画などをブログ(日記風簡易ホームページ)に掲載するユーザーなどが増えれば、送信回線の高速化は今以上に求められるでしょう。そのときに向け、送信回線の速度も上げる予定です。