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[ローマ 3日 ロイター] 米人気歌手マドンナが、6日に予定されるローマ公演で、物議を醸している十字架パフォーマンスを行うと決めたことを受け、現地のカトリック教会ほかイスラム教やユダヤ教の指導者からも非難の声が相次いでいる。
ローマには、ローマ・カトリック教会の中心地であるバチカン市国がある。
マドンナの最新世界ツアー「コンフェッションズ」では、いばらの冠をかぶって光り輝く十字架とともに降りてくるといったパフォーマンスが含まれ、既に米国でも眉をひそめる向きがあった。
ローマのカトリック聖職者らは「無礼で悪趣味、かつ挑発的」、「神への冒涜(ぼうとく)に近い」などと非難。またイスラム教やユダヤ教の指導者らからも「国に帰ったほうがいい」といったコメントが出ているという。
マドンナは1989年の「ライク・ア・プレイヤー」のプロモーションビデオでも、十字架を焼くなどしてカトリック教会の反感を買ったことがある。
マドンナはカトリック教徒であるイタリア系米国人の父親の元に生まれた。3日発行のバニティ・フェア誌イタリア版のインタビューでは「体型を保っていられるのは『優秀なイタリア遺伝子』のおかげ」だと述べるなど、イタリア系のバックグラウンドを持つことに誇りを示した。