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報告書を提出するパロマ工業の小林敏宏社長(左)=31日午前、東京・霞が関で
報告書によると、事故原因は、安全装置が機能しないようにした改造▽老朽化による部品の汚れや部品の劣化による故障、劣悪な使用環境などが複合的にかかわった、とした。
一方、安全装置の改造を、同社が指導したり、容認したりした事実はないとし、これまでの調査で改造に関与した社員はいないとしている。
この日は、小林敏宏社長が経産省を訪れ、松井英生・商務流通審議官に約10センチほどの厚さの報告書を手渡した。松井審議官は「消費者の安全が最優先なので、(問題の湯沸かし器で)残っているものがあれば、総点検に全力を挙げてほしい」などと語った。
この問題では、経産省が今月14日、85年以降に同社製の湯沸かし器で17件の事故があり、15人が死亡しているとして、問題の7機種の緊急点検などを求めていた。
http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY200607310157.html