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捜査書類のデータが入ったUSBメモリーを持ち歩き、酔って寝込んだ際に紛失したとして県警監察官室は28日、川崎署交番勤務の男性巡査部長(27)を減給100分の10(1カ月)の懲戒処分とした。巡査部長にデータを渡した別の男性巡査部長(28)=当時港南署刑事課勤務=も、減給100分の10(1カ月)の懲戒処分とした。紛失したのは窃盗事件の被害届など59件の捜査書類で、290人分の名前や電話番号などの個人情報が含まれていた。
監察官室によると、川崎署の巡査部長は今年4月18日未明、横浜市中区の伊勢佐木モールのベンチで寝込み、カバンごとUSBメモリーを盗まれたという。現在まで見つかっていないが、個人情報が悪用された形跡はないという。監察官室は「不安を与える」として、個人情報が流出した290人には事実を伝えていない。
2人は同期で、川崎署の巡査部長は今春交番勤務にかわったばかりだった。「実務経験がなく書類作成に自信がないので、勉強のため同期に頼んだ」と話しているという。捜査書類は港南署の巡査部長が04年3月〜06年4月、同署刑事課勤務中に作成したもの。USBメモリーにデータを書き込んで、紛失の3日前に、川崎署の巡査部長宅を訪れ、パソコンに移させた。川崎の巡査部長は、これをまた別のUSBメモリーに書き込んで持ち歩いていた。
県警の内規では、捜査書類などの警察情報を第三者に渡したり、メモリーに保存して持ち歩いたりすることは禁止されている。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000607290003