2006年07月28日(金) 01時48分
「正露丸」包装似ない…大幸薬品の差し止め請求棄却(読売新聞)
「ラッパのマーク」で知られる胃腸薬「正露丸」を製造販売する大幸薬品(大阪府吹田市)が、ひょうたんマークの「イヅミ正露丸」を販売する和泉薬品工業(同府和泉市)に、パッケージのデザインが酷似し不正競争防止法に違反するとして、製造販売の差し止めなどを求めた訴訟の判決が27日、大阪地裁であった。
田中俊次裁判長は「ほかに10社以上が同様のデザインであり、ラッパとひょうたんの図柄も似ていない」などとして請求を棄却した。
判決によると、「正露丸」は、日露戦争で陸軍が「征露丸」として服用。第2次大戦後、多数の業者が「正露丸」の名称で販売し、遅くとも1955年ごろから、ほとんどがだいだい色の箱に、赤字で「正露丸」と縦書きするデザインを使用してきた。
(読売新聞) - 7月28日1時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060727-00000118-yom-soci