2006年07月26日(水) 22時52分

１３億円の不正処理認める　ライブドア事件で弁護側（朝日新聞）

　ライブドア（ＬＤ）グループの証券取引法違反事件で、ＬＤ前社長の堀江貴文被告（３３）の公判前整理手続きが２６日、東京地裁で開かれた。堀江前社長の弁護人は約５３億円とされるＬＤの粉飾決算のうち、約１３億円分について不正処理があったことを認めた。公判で不正かどうかについては争わないことになる。しかし「堀江前社長は不正処理を知らず、正当な決算だと思っていた」として無罪主張は続けている。

　弁護人によると、ＬＤ関係者から事情を直接聞いた結果、架空取引で粉飾をしたとされる約１５億円のうち、１３億円に不正があることがわかったという。時期をずらして計上する「期ずれ」と呼ばれる手口が多かった。コンサルティング料として計上されているものの、実際の行為がコンサルティングとは認定できないケースもあったという。

http://www.asahi.com/national/update/0726/TKY200607260708.html