2006年07月23日(日) 18時16分
調書作成指針を通知 最高検、8月から試行(共同通信)
最高検は23日までに、事件の容疑者や参考人らの供述調書の作成手順を明確化した検察官調書作成要領(指針)案を策定し、全国の高検・地検に通知した。調書の全ページに容疑者らの確認印を求めたり、末尾に作成方法や修正の経緯を明記したりすることなどが盛り込まれた。
裁判員制度導入を念頭に、一般化したパソコンによる調書作成でのミスなどを避け、公判で調書の信用性を効率的に立証するための措置で、指針案に基づく調書作成は8月1日から試行される。
指針案は「取り調べの基本姿勢」「供述録取の方法」「調書作成過程の記録化」など8項目に分け、調書作成手順を詳細に示している。
指針案によると、容疑者や参考人らの供述は原則として、検察官が内容を口述し、検察事務官がパソコンで入力する。
(共同通信) - 7月23日18時16分更新
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