2006年07月21日(金) 21時20分
三井住友海上、保険金不払いで会長ら603人処分(読売新聞)
大量の保険金不払いで業務停止命令を受けた三井住友海上火災保険は21日、秦喜秋会長や江頭敏明社長ら役員・社員計603人を対象とした社内処分を発表した。
保険業界で過去最大の処分を断行して経営責任を明確にし、早期の信頼回復を図る。
社内処分は、6月末に退任した井口武雄前会長と植村裕之前社長の2人が、内定していた最高顧問の就任を辞退し、報酬の3か月分を返上する。
さらに、6月に就任したばかりの秦会長が代表権を返上し、最高経営責任者(CEO)からも身を引いたうえで、報酬の100%を6か月間カットする。江頭社長は報酬の50%を6か月間カットする。
保険金支払い部門を担当していた取締役と執行役員合わせて3人が辞任するなど取締役・執行役員・監査役で計47人、担当部長ら社員556人を減給や厳重注意処分とした。
(読売新聞) - 7月21日21時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060721-00000213-yom-bus_all