2006年07月21日(金) 13時01分

ライブドア公判、平松社長「目線が株価に行き過ぎた」（朝日新聞）

　ライブドア（ＬＤ）グループの証券取引法違反事件で２１日午前、法人としてのＬＤの公判が東京地裁で開かれた。平松庚三・ＬＤ社長が被告人質問で、前社長の堀江貴文被告（３３）ら前経営陣が違法行為をした原因について、「時価総額を意識した結果、すべての目線が株価に行き過ぎた」と述べた。

　平松社長は、堀江前社長について、「経営者として優れたものを持っていて、事件の前はポジティブな印象を持っていた」と述べ、「非常に残念で、反省してほしい」と話した。

　さらに「ライブドアはコンプライアンス（法令順守）などもベンチャー企業のままの認識だった。マーケットで増収増益に見せたいと思い、つまずいた」と事件の原因を分析した。「ＬＤはインターネットを通じ貢献し、社会を便利にする目的がある。虚業と言われるのは心外。技術的、人的資源を高めて再生し、信頼を回復したい」と述べた。

http://www.asahi.com/national/update/0721/TKY200607210345.html