2006年07月20日(木) 06時12分
トヨタが国交省に報告書 RV車の部品欠陥放置事件(共同通信)
トヨタ自動車がRV車の部品の欠陥を放置したとされる業務上過失傷害事件で、トヨタは20日午前、道路運送車両法に基づく報告書を国土交通省に提出する。
国交省は報告書の内容を検討し、不具合情報を把握するトヨタの社内体制に問題がなかったか、2004年10月にリコールを届けた際の説明が適切だったかなどを判断。問題があれば、業務改善指示などの行政指導をする方針。
トヨタも同日午前、幹部が国交省で記者会見し、報告書の内容について説明。
熊本県警は、トヨタがハンドルの動きを前輪に伝える部品「リレーロッド」が強度不足で折損する欠陥を、1996年ごろには認識しながらリコールを怠ったと指摘。このため04年8月に5人が負傷する事故が起きたとして、歴代の品質保証部長3人を業務上過失傷害容疑で書類送検した。
トヨタは、96年までに5件の折損報告を受けたが「リコールが必要との判断に至らず、3人に落ち度はなかった」としていた。
(共同通信) - 7月20日6時12分更新
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