2006年07月19日(水) 20時08分
<パロマ事故>社長に報告書の提出を指示 保安院(毎日新聞)
パロマ工業(名古屋市)製の瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故で、原子力安全・保安院の広瀬研吉院長は19日、小林敏宏社長を呼び、安全確保と原因究明、再発防止の徹底をするよう求めた。また、月末までに報告書を出すよう指示した。小林社長は改めて謝罪した上で「原因を究明し、再発防止に努めたい」と述べた。
小林社長は広瀬院長との面会後、報道陣に「弊社製品でたくさんの方々が亡くなったことについて、お悔やみ申し上げます。世界で最も安全な器具を作るという誇りを持ってきましたが、おごりがあったのではないかと深く反省しています」と陳謝した。1カ月程度で対象全製品の点検を済ませ、製品の取り換えなどを行っていくという。一方、安全装置が働かないようにする不正改造についてパロマ側が指示したかどうかについては「社から指示はしていません」と否定した。【北川仁士】
(毎日新聞) - 7月19日20時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060719-00000101-mai-soci