2006年07月18日(火) 23時33分
パロマ事故の死者20人に 会長辞任意向(共同通信)
記者会見で頭を下げ謝罪する、パロマの小林弘明社長(右から2人目)と父親の小林敏宏会長(右端)ら=18日午後3時8分、名古屋市瑞穂区のパロマ本社
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パロマ工業製ガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素中毒事故で、親会社のパロマ(名古屋市)は18日、社内調査の結果、経済産業省から指摘を受けた17件以外にも10件の事故を把握し、死者も5人増えたと発表した。事故総数は8都道府県で27件、死者は7都道府県で計20人に上った。調査は引き続き行うとしており、補償も検討するという。
死者5人は、既に表面化していた90年12月の北海道帯広市の2人のほかに、92年12月に福岡市で1人、94年2月に秋田市で2人。重軽症者は計30人以上となった。
パロマの小林弘明社長は会見で「社会的責任に関し本当に申し訳なく思っている。改造だから、われわれの責任ではないという考え方が落とし穴だった」と謝罪、初めて社としての責任を認めた。父親でパロマ工業の小林敏宏社長(パロマ会長)は「安全確認が完了した日に進退を考えたい」と辞任の意向を示した。
(共同通信) - 7月18日23時33分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060718-00000210-kyodo-soci